日本自動車研究所(JARI)とエンジニアリング振興協会は12日、都内のホテルで平成15年度(2003年度)JHFCセミナーを開催した。水素・燃料電池実証プロジェクトの活動について報告された。
JHFC(水素・燃料電池)実証プロジェクトは、経済産業省の研究補助事業として2002年度からスタートしたもので、異なる燃料・方式による水素供給設備を、並行して運用する世界初のプロジェクト。
トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、ゼネラルモーターズ、ダイムラークライスラーといった自動車メーカーや、新日本石油、コスモ石油、昭和シェル石油、東京ガス、岩谷産業といった石油会社、ガス会社が参画している。
同プロジェクトは、2003年から実証プログラムをスタートし、首都圏9ヶ所の水素供給ステーションを運用し、自動車メーカー各社の燃料電池車の公道走行実証試験を開始した。セミナーでは1年間の活動の成果や、実証実験の狙いの一つである、一般への認知の状況などについて報告した。