焼身を断念して高速道に飛び降り?

自動車 社会 社会

18日未明、神奈川県川崎市宮前区内の第三京浜国道下り線で、本線上に人が倒れているのを通りがかったトラックの運転手が発見し、警察に届け出た。女性はすでに死亡していたが、警察では事件と事故の両面で調べを進めている。

神奈川県警・高速隊の調べによると、事件が起きたのは18日の午前3時45分ごろだったという。川崎市宮前区野川付近の第三京浜国道下り線を走っていたトラックの運転手から「本線上に人が倒れている」という内容の通報が寄せられた。

警察が現場に急行したところ、本線上には40歳代とみられる中年女性が倒れており、すでに死亡していた。足にはクルマにひかれたような痕跡も残されていたが、頭部や顔面の損傷が激しかったことからさらに調べを進めたところ、現場の真上を通る市道の陸橋上から飛び降りた可能性が高くなった。

陸橋には女性が乗ってきたと思われる軽ワゴン車が放置されており、その近くには灯油が入ったポリタンクとライターが残されていた。女性の着衣からも灯油の成分が検出されており、警察では焼身自殺を行おうと思ったものの死に切れず、陸橋上から飛び降りたものとみている。

しかし、遺書などが発見されておらず、状況にいくつかの不審な点も見受けられるため、事件と事故の両面から捜査を開始している。なお、飛び降り直後に女性をはねたとみられるクルマも発見されておらず、警察では並行して目撃者探しも進める方針。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース