総重量26トンの鋼板が民家直撃

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9日午前、北海道苫小牧市内の国道36号線で、カーブを進行していた大型トレーラーから積荷の鋼板5枚(総重量26トン)が滑り落ち、このうち1枚が道路脇にある民家を直撃するという事故が起きた。
住宅は大破したが、幸いにも人的な被害は無かった。警察ではトレーラーへの積載方法に問題があったものとみて、運転手から事情を聞いている。

北海道警・苫小牧署の調べによると、事故が起きたのは9日の午前10時ごろ。苫小牧市元町1丁目付近の国道36号線で、室蘭方向に向けて西進していた大型トレーラーが苫小牧橋近くの右カーブを曲がろうとした際、積荷の鋼板5枚が歩道に向かって滑り落ちた。

このうち1枚が道路脇にある民家の1階部分を直撃し、浴室部分を中心に大破した。民家には18歳の男性がいたが、幸いにも鋼板が直撃した場所と反対側の一角にいたため無事だった。また、歩行者や他の車両への被害が及ぶことも無かった。

トレーラーから落ちた鋼板は約12m×2.5mで、1枚あたりの重量は約5.2トン。合計で26トン分が落下したことになる。

警察では積載方法に問題があったとして、トレーラーを運転していた36歳の運転手から事情を聞いている。

事故については「それなりに交通量も多い場所であるし、死傷者が1人も出なかったのは単なる偶然でしかない。歩行者がいたら大惨事になっていた可能性もある」とコメントしている。

《石田真一》

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