トヨタ自動車は5日、2003年度単独業績予想を上方修正した、と発表した。為替相場が予想より円安で推移したことや、海外の販売台数が増加したことによるもの。
11月5日の中間業績発表時点にくらべ、売上高を8兆7000億円から8兆8000億円に、経常利益を8000億円から8800億円に、当期純利益を5100億円から5600億円に上方修正した。
トヨタは、中間期業績発表時に、年度後半の円・ドル相場を、1ドル105円と予想していたが、実際は1ドル109円で推移した。これにより、円高による年度業績への影響度合いが縮小した。
今回の上方修正により、売上高は、前年度実績に比べ、0.7%増と増加する見通し。経常利益は同1.4%減、当期純利益は同11.7%減となる。