縁石の隙間からクルマが侵入、歩道の学生をなぎ倒す

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3日午後、山形県南陽市内の国道13号線で、歩道を歩いて帰宅しようとしていた中学生6人の列に70歳の男性が運転する乗用車が突っ込んだ。

クルマは6人を次々になぎ倒し、1人が足の骨を折る重傷を、残る5人が打撲などの軽傷を負った。警察ではクルマを運転していた男を業務上過失傷害容疑で取り調べている。

山形県警・南陽署の調べによると、事故が起きたのは3日の午後5時45分ごろ。南陽市小岩沢付近の国道13号線で、近くの中学校から帰宅しようとしていた中学生6人が歩道を歩いていたところ、正面から乗用車がほとんどスピードを落とさない状態で突っ込んできた。

乗用車は縁石を乗り越えて歩道内に侵入し、6人を次々になぎ倒してようやく停止した。この事故で中学1年生の女子生徒が左足の骨を折る重傷。中学2年の男子生徒が左足の靭帯を損傷するなど5人がいずれも全治2週間程度の軽傷を負った。

警察では乗用車を運転していた70歳の男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、取り調べに対してこの男性は「センターラインをオーバーして進入してきたクルマを避けようとしたが、ハンドルを切りすぎて歩道に向かってしまった」と供述しているという。

現場は片側1車線の緩い左カーブで、6人は男性のクルマから見て左側の歩道を歩いていたという。歩道には段差が設けられておらず、車道との境に高さ15cmほどの縁石が設置されているのみ。クルマが侵入した箇所は縁石が切れている部分だった。

《石田真一》

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