乗り逃げレンタカーでひったくり……夫婦を逮捕

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滋賀県警は3日、返却期日を無視してレンタカーを乗り回し、近江八幡市内でひったくりを行っていた30歳の男と27歳の女を横領容疑で逮捕した。2人は「生活費に困ってひったくりを行っていた」とも供述しており、警察では余罪についても調べを進めている。

滋賀県警・近江八幡署の調べによると、発端となったのは1月29日に起きたひったくり事件だという。近江八幡市内の市道を歩いていた70歳の女性が、現金約2万円の入った手提げかばんを後方から追い越してきたクルマに乗った男にひったくられるという事件が起きた。

後の調べで、事件の起きる直前から現場付近で不審なレンタカーが目撃されていたことがわかった。目撃者は「関東地方のナンバーだったこともあり、珍しいと思った」と供述。

警察が照会したところ、このクルマは30歳の男が昨年12月26日に12時間の契約で神奈川県横須賀市内のレンタカー業者から借り受け、そのまま返却されていないことが判明した。

警察では容疑が確定しているレンタカーの横領容疑で男を手配し、その行方を追っていたところ、3日に兵庫県龍野市内でシートベルト未着用で走行しているところを警察官に発見され、道路交通法違反(シートベルト未着用)で検挙。クルマを横領していたことについても認めたため、滋賀県警に身柄を引き渡された。

2人はクルマを横領したことについては「生活する金に困り、寝泊りするためにクルマを借りていた」と供述している。また、ひったくり事件についても大筋で認める供述を行っているが、他にも何らかの犯罪に関与していた疑いもあるとして、余罪についても厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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