中間管理職? 切羽詰った暴走族リーダー

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広島県警は28日、暴走族の下位構成員である中学生の少年を脅し、万引きやひったくりなどを行わせて、奪った金品を上納させていたとして、別件の傷害容疑で逮捕されていた暴走族リーダーの16歳少年を恐喝容疑で再逮捕した。

広島県警・広島中央署・同・東署によると、恐喝容疑で再逮捕されたのは、広島市東区を拠点とする暴走族グループでリーダーを務めると自称する16歳の少年。

この少年は昨年9月、自分のグループに所属する下位メンバーの14歳少年に対して、「半殺しにされたくなかったら、ひったくりでも万引きでもやってカネを作れ。目標額は10万以上だ」と脅し、この少年にひったくり犯罪を強要していた疑いが持たれている。

また、別のメンバーに対しては昨年11月下旬、「コンビニに置いてある年賀ハガキを盗んでこい。盗んでこれないなら別の方法でカネを稼げ。目標額は15万円」と命じ、路上強盗をさせていた疑いもある。

2人のメンバーはいずれもすぐに逮捕されたが、取り調べの際に「リーダーから半殺しにすると脅されて嫌々ながらにやった」と供述。後の調べでリーダーとされた少年自身も現金を脅し取ろうとして失敗し、相手に暴行を加えていたことがわかり、傷害容疑で逮捕した。

少年は「金が必要だからやらせた」と、具体的指示を行ったことを認めたため、容疑が裏付けられたとして恐喝容疑で再逮捕されたが、メンバーに奪わせて入手した現金や商品がどうなったかについては黙秘を貫いているという。

広島県内を活動拠点とする暴走族の数は確実に減少しているが、その一方で上納金を巡るトラブルが水面下で増えているという情報もある。警察ではこのリーダー自身も面倒見などから命じられ、現金などを上納するために下位メンバーに犯行を命じていた可能性もあるとして、さらに調べを進める方針だ。
《石田真一》

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