パナソニック・オートモーティブシステムズ社(PAS社)は、同社製カーナビゲーションの統一ネーミング『Strada』(ストラーダ)の第二弾として、ポータブル機の『DS100』を2月1日から発売する。
パナソニックでは従来からポータブルナビを発売してきたが、実はそこには二つの商品ラインナップが存在していた。一つは旧松下通信工業が製造していた『P-ナビ』、そしてもう一つが旧九州松下電器が製造していた『デルNavi』だ。
商品派生が多かったのは後者。そして「パナソニックのポータブルナビ」と言ったときに思い浮かべるのも後者という人が多いかもしれない。
両社はそれぞれの開発拠点を残す形でPAS社に一本化されたが、旧松下通信工業の設計チームが担当して昨年6月に発表されたストラーダ第1弾の『DV150』や『DV250』とは異なり、今回発売されるDS100はポータブル機の開発を得意とする旧九州松下電器のチームが設計を行った。
DS100はデルNavi最大の特長だったポータブルナビとしての優れた操作性を継承しつつも、ハードウェア的にはDV150やDV250と同様にタッチパネルを採用。使い勝手をさらに向上させた。そしてDVDドライブとSDカードスロットを備え、DVDビデオの再生とSD覚えてルートの利用も可能としている。
また、地図に関してはデルNavi、P-ナビとは全く似ておらず、一目で「これはストラーダだ」とわかるものになっている。ジャンル検索についても豊富なデータベースを抱えており、電話番号や住所の検索データ収録数はDVDポータブル機としては最大級だ。
DS100の設計と開発を担当したPAS社の九州開発センター・第一開発チーム、平川隆幸・チームリーダーは「ストラーダと呼ぶにふさわしいポータブル機に仕上げた」と説明する。
ストラーダとなったポータブル機はどの部分が変わり、どのような機能があるから「ストラーダと呼ぶにふさわしくなった」というのだろうか。