観光バス、パーキングエリアで全焼

自動車 社会 社会

24日未明、福岡県北九州市門司区内の九州自動車道・吉志パーキングエリア(PA)で、スキー客を乗せた大型観光バスが出火し、車内がほぼ全焼するという被害を出した。

火が回る前に乗客は全員退避しており、幸いなことにケガ人はいなかった。警察では補助ブレーキを解除しないで走行したことが出火の原因とみている。

福岡県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは24日の午前5時40分ごろ。北九州市門司区吉志付近の九州自動車道・吉志PAで、バーストしたリアタイヤの点検を進めていた大型観光バスの61歳運転手が、リアのタイヤハウスから出火していることに気がついた。

出火した火は徐々に燃え広がり、数分で車内に引火した。通報を受けて駆けつけた消防車4台が消火に当たったが、火の回りが早く、およそ40分ほどで車内のほぼ全てを燃やし尽くした。

このバスには広島県内のスキー場に向かうツアー客43人と、この運転手以外に2人の乗員が乗っていたが、点検作業の直前に全員をバスから降ろしていたため、幸いにも無事だった。

運転手らの話によると、このバスは炎上事故を起こす4時間前に直方市付近の九州自動車道で、ダブルタイヤとなっている右後輪の1つがバーストし、直方PA内で一度交換作業を行っている。

これが完了した午前5時すぎに再出発したが、同じ場所のタイヤが再びバースト。熱を帯びていたためか残ったゴムに引火し、それが燃え広がったと推測されている。

同じ場所のタイヤが2回もバーストしているわけだが、警察の調べによると2回目のバーストについては出火場所付近にあるスプリングブレーキという補助ブレーキが解除されていないことが後の車両検証によって発覚している。

タイヤ交換の終了後、何らかの人為的要因などでこのブレーキを解除しないで走るというミスが発生。タイヤを固着させたまま引きずった状態で走行したことが2回目のバーストにつながったとみて、さらに調べを進めている。
《石田真一》

編集部おすすめのニュース