トヨタブースのメインステージ右側に、さりげなく…というか、ひっそりと展示されていたのがレース仕様となった『プリウス』だ。外観のカラーリングも勇ましいが、内装類なども剥がしてあり、軽量化を行っていることが眺めているだけでもわかる。
レース仕様プリウスは、エンジン出力を77PSから99PSに、モーター出力も50kWから60kWにそれぞれパワーアップしている。バッテリーについてもセーブして使うのではなく、最初から大容量を使えるようにチューニングがなされており、発進加速はノーマルのプリウス以上。むしろ280PSのスポーツカーなどに匹敵するほどだという。
トヨタは将来的にプリウスを使ったワンメイクレースの開催を計画しているようだが、今回は展示してあった場所が悪かったのか、あまり注目を集めていなかったように思える。
ドレスアップしたクルマを展示するのもいいが、次世代のモータースポーツシーンを示す意味でも、もっと目立つ場所に置いて欲しかった。