全国軽自動車協会連合会が5日発表した2003年の軽自動車新車販売台数によると、メーカー別の販売実績では、スズキが前年比1.6%減の56万3112台になるなど、前年実績を下回ったメーカーが多かった。
スズキは、乗用車が前年比1.1%減の40万8973台、貨物車が同3%減の15万4139台となり、いずれも減少した。乗用車は、9月のフルモデルチェンジした『ワゴンR』に期待がかかったが、11月、12月の販売がマイナスになり、新車効果は期待はずれとなった。ホンダも『ライフ』をフルモデルチェンジしたが、マイナス。三菱自動車工業、富士重工業スバルも前年を下回った。
一方、スズキに続く、軽シェア2位のダイハツは『ムーヴ』『ミラ』を中心に順調に販売を伸ばし、前年比8.7%増の53万2374台と、1人勝ちの様相となった。