富士通テンのタクシー専用デジタル無線が運用開始

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富士通テンは、神奈川県川崎市の多摩川無線共同配車センターに世界初となるデジタル無線自動配車システムを納入。12月より本格運用を開始した。

同センターは、総務省関東総合通信局より世界初となる400MHz帯タクシー業務用デジタル無線の許可を11月19日に受け、12月までに運用の準備を進めてきた。

富士通テンが2003年8月に発売したタクシー専用デジタル無線は、アナログよりも約4倍のデータ通信要領があり、音声と同時にデータ通信を行うことができる。それにより、配車センターでは、高精度な個別のクルマの位置や状況を把握でき、素早い配車ができるようになっている。

この特長を活かし、多摩川無線共同配車センターでは、利用客によりスムーズな配車サービスを提供することができるようになった。

富士通テンでは他に8件もの受注を抱え、順次納入・運用を開始する予定でいる。また、2004年より全面的にデジタル無線システムに切り替えた受注活動を富士通テンでは推進していく。

《編集部》

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