トヨタ自動車は、「トヨタ環境活動助成プログラム」の2003年度助成対象を決定した。今年度は地域ニーズを踏まえた実践的な活動が中心で、とくに環境学習や環境技術の両方の実現を目指すプロジェクトが多い。
このプログラムは、トヨタが1999年にトヨタがグローバル500賞を受賞したことを記念して「持続可能な発展のための社会的投資」を基本テーマに「環境技術」と「環境学習」の2分野を対象に、継続実施している。
助成開始から4年度目にあたる今回は、国内外の大学・各種研究機関、市民・環境NGOなど、幅広い活動先から96件の申請があった。
選考に当たっては国内外の有識者で構成する選考委員会が、プロジェクトの実現性、将来の発展性、助成の必要性などの観点から審議し、10件の対象を選定、総額1億7000万円規模の助成を決定した。今回の助成は各活動を最長で3年間支援する。
今回は特に対象地域住民の環境意識を高める環境学習と、具体的な環境技術の普及による環境保全の実現双方を目指すプロジェクトが多い。