松下電池工業と新神戸電機は、自動車用バッテリーなどの鉛蓄電池事業で業務提携すると発表した。両社は開発の効率化を目標に、共同開発や生産の相互補完を中心とした技術提携や、共同調達会社の設立などを目指す。
自動車用バッテリーの業界は、世界的な競争激化を勝ち抜くため、国内メーカー各社は、経営体質の強化に迫られている。すでに、日本電池とユアサコーポレーションが事業統合を計画している。
松下電池工業と新神戸電機の両社が開発分野で協力することにより、新製品・新技術の開発スピードを早め、高性能な鉛蓄電池を提供していく。また、資材調達の共通化によりコスト削減を進めるほか、双方の得意分野で生産補完体制を構築し、生産分野でも効率向上とコストと低減を進める。