トヨタ自動車グループのアイシン精機は、トヨタの初代『カローラ』の復元活動を開始した。1967年製のカローラで、約1年半かけて修復する予定だ。
アイシン精機では、1996年から名車の復元活動を行っており、カローラで5台目となる。1台のクルマを一旦解体し、図面をもとに部品を一点づつ修復したり、製作しなおして原型に忠実な形で復元させる。
熟練工をリーダーに、作業には女性や事務職を含めて90人が参加する。こうした活動を通すことで、モノ作りの原点を勉強でき、改善やコスト低減、従業員の意識改革、技能の伝承に役立つ、としている。