滋賀県警のパトカー、少女のスクーターと接触

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11月30日午後、滋賀県守山市内の市道で、16歳の少女が運転する原付バイクと、これを追跡中だったパトカーが接触する事故が起きた。原付バイクは接触後に側溝へ落ち、少女は振り落とされた際に顔面の骨を折る重傷を負った。

滋賀県警・守山署の調べによると、事故が起きたのは11月30日の午後12時ごろだという。守山市播磨田町付近の市道でパトロールを行っていた同署・地域課のパトカーがナンバープレートの無い原付バイクにノーヘル状態で2人乗りする少女と少年を発見。サイレンと赤色灯を使用した状態で追跡を開始した。

パトカーは15分間に渡って追跡を行ったが、バイクは信号無視を繰り返しながら、その間におよそ3.6kmを逃走している。バイクが停止する見込みが無いことから、運転していた同署員が同乗する同量の警官に指示し、パトカーに搭載しているカメラでバイクの撮影を行おうと接近を試みたところ、パトカー左側面にバイクが接触してしまった。

バイクはそのまま左側に押し出され、側溝に前輪を落とした。この際、バイクを運転していた16歳少女が路面に投げ出され、顔面の骨を折る重傷を負い、同乗していた少年も軽傷を負った。パトカーは接触後の回避動作で急ハンドルを切り、道路右側にある民家の塀に衝突している。パトカーの乗員2人にケガは無かった。

守山署では「追跡自体に問題はなく、正当な職務遂行だったと考える」とコメントしながらも、接触については「予想外の事態」と位置づけている。今後は負傷した2人の回復を待ち、少女については道路交通法違反(無免許運転、信号無視など)の容疑で調べる方針だ。

《石田真一》

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