ETCの普及状況、利用率とも確実に拡大しているが、休日の都市間高速道路の料金所渋滞の解消には程遠いといえる。
料金所渋滞が発生した場合、ETC搭載車両も渋滞に付き合うことになり、ユーザーの不満が大きい。ETCが使えるレーンは多いが、そのほとんどが一般車両も使える併用レーンだ。この併用レーンにETC搭載車両が並ぶことはまれで、ほとんどは専用レーンに流れていく。
つまり、併用レーンを増やしても、それは一般レーンと同じという考えをETCユーザーは持っている。同じレーンにETC非搭載車が混ざると、搭載車は“ノンストップ”というETCの機能を発揮できないのだ。このことを各公団は認識すべきだろう。