いすゞ自動車が発表した2003年9月中間期の単独の決算によると、売上高は前年同期比22.9%増の4462億円の増収、営業利益が315億円に黒字転換した。営業利益が黒字化したのは3期ぶりで、過去最高となった。
営業黒字となったのは、ディーゼル排ガス規制の強化で、トラック販売が好調に推移、275億円の増益効果があったほか、コスト削減で144億円、合理化で109億円などの増益要因があった。
経常損益も前期は204億円の赤字だったが、273億円と、6期ぶりに黒字に転換し、過去最高となった。当期損益も1140億円の赤字から172億円の黒字へと大幅に改善した。
通期も好調に推移する見通しで、売上高が同11.8%増の8500億円、営業利益が同342.7%増の580億円、経常利益が同920.4%増の500億円、当期損益が前期の1894億円から320億円の黒字に転換する見通し。営業利益、経常利益は過去最高となる見込みだ。