ターゲットとして定着? 料金所から現金奪われる

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27日未明、大阪府堺市内の阪和自動車道・堺インターチェンジ(IC)で、料金所ブースが刃物を持った男に襲撃され、現金を奪われるという被害を出した。65歳の料金収受員にケガはなく、警察では強盗事件として捜査を行っている。

大阪府警・泉北署の調べによると、事件が起きたのは27日の午前2時5分ごろだという。堺市和田付近にある阪和自動車道・堺ICの日本道路公団(JH)職員から「料金所に刃物を持った男が現れ、現金を奪って逃げた」と通報が寄せられた。

男は無言でブースに近づくと、65歳の料金収受員に対して刃物を突きつけ、現金を渡すように手振りで示した。収受員が引き出しに収められていた現金約2万3000分あまりを渡すと、男は無言のままそれを受け取り、近くに止めていたクルマに乗って逃走した。収受員にケガは無かった。

出口近くにクルマが止めてあったと収受員が証言していることから、警察では犯行直前にこの男が事件の起きた料金所を出ている可能性もあるとして、通行記録を調べるなどして逃走車両の特定を急ぐ方針。

高速道路などの料金所が強盗事件の対象となる案件は今年に入ってから全国で急増していおり、今回被害にあった料金所でも深夜から未明にかけての時間帯には、レジ内に置く現金を小額にするなどの対策を行っていたという。

《石田真一》

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