26日朝、滋賀県守山市内の県道交差点で、バイクに乗って出勤途中の警察官が右折してきた乗用車にはねられるという事故が起きた。
乗用車はそのまま現場から逃走したが、警察官がナンバーを覚えており、10分後に発見。運転していた16歳の少年を道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕している。
滋賀県警・守山署の調べによると、事故が起きたのは26日の午前7時45分ごろ。守山市金森町付近の県道交差点で、バイクに乗って出勤途中だった草津署の56歳巡査部長が交差点を直進しようとしていたところ、ほとんど減速しないまま右折してきた乗用車と出会い頭に衝突した。
巡査部長は衝突した際に転倒し、足の骨や肋骨を折る全治2カ月の重傷を負ったが、乗用車は停止せずにそのまま逃走している。
通報を受けた守山署のパトカーが付近の捜索を行ったところ、左前部が損傷している乗用車を発見。事故被害に遭った巡査部長が連絡してきたナンバーと車種が一致したため、停止させて職務質問を実施したところ、クルマを運転していたのは16歳の少年であることがわかった。
警察ではこの少年を道交法違反(無免運転)の現行犯で逮捕し、取り調べを行っているが、ひき逃げ事故についても大筋で容疑を認めており、今後は同容疑での取り調べを進めていく方針。