女子高生をクルマに監禁して取り調べ!? 偽警官を逮捕

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秋田県警は19日、警察官による事情聴取と偽り、17歳の女子高校生をクルマに監禁してわいせつな行為を行ったとして29歳の男を監禁容疑で逮捕した。手口が周到だったことから、警察では男を厳しく追及し、他にも余罪が無いか調べていく方針だ。

秋田県警・大曲署の調べによると、この男は17日の午後8時30分ごろ、大曲市内のコンビニエンスストアにいた17歳の女子高校生に対し、警察手帳のようなものを見せた上で「警察の者だ。この周辺で起きた事件について聞きたいことがあるからクルマに乗って」と、駐車場に止めたワゴン車に連れ込み、車内に監禁してわいせつな行為を行ったとされる。

監禁は約45分にも及び、最終的にこの女子高校生は車外に脱出。友人に助けを求めるとともに警察へ通報した。

男のクルマは女子高校生が逃げ出した直後に走り去っていたが、この友人がクルマのナンバーを正確に控えていたため、クルマの割り出しは容易に進んだ。警察では18日に所有者である29歳の男を割り出し、任意で事情を聞いていたが逮捕監禁とわいせつ行為の容疑を認めたため、19日に逮捕している。

男の手口は非常に周到で、女子高校生からは「調書を取る」として、自宅の電話番号や家族構成などを聞きだしていたらしい。警察では「住所などを確認することは、口止めのために脅迫する手段だったとも考えられる」と判断しており、男が他にも類似の犯罪を起こしていた可能性が高いとみて、秋田県内で起きた類似案件の再捜査を進めていくという。

なお、警察では「警察手帳のデザインは二つ折りタイプに変更されており、今は顔写真の付いた部分を見せることになっています」と、注意を呼びかけている。

《石田真一》

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