日産『セレニティ』は次世代のマルチパーパスサルーンだ。セダンのスポーツラグジュアリー性とミニバンの居住性能を兼ね備えたクルマで、ストレスフリーシートを備えた豪華な内装が最大の特長となる。
ストレスフリーシートは背もたれが中折れする構造となっており、荷重が適切に分散して腰に負担の掛からない“中立姿勢”の概念に基づいたもの。無重力下や水中での姿勢にも近く、ロングツーリング時の疲労を最小限に抑えることができる。さらにはロングスライドやシート連動センターアームレストの採用など、快適な乗員姿勢を可能としている。
ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)も高度化されており、フロントウインドウ下端に位置するホリゾンタルメーター(高さ70mm×幅1200mm)には液晶モニターと透明ELディスプレイが埋め込まれており、スピードメーターなどの計器類をはじめ、ナビゲーションの情報や、バックミラーの代わりとなるアラウンドビューカメラの映像などが適切に表示される。
また、シティブラウズ機能というテレマティクス連動機能もある。これは自分が走行しているルート近辺にある店の情報などを車両の移動に伴い、ドライバーから見た実際のランドマークを追従するようにホリゾンタルメーター上に表示する。