トヨタ自動車は6日、ミドルセダン/ステーションワゴンの『アベンシス』を発表・発売した。『アベンシス』はヨーロッパトヨタが開発を担当。イギリス工場で生産し、日本に輸入される「輸入車」だ。
トヨタがヨーロッパを拠点にクルマを開発するのは、『アベンシス』が初めての試みとなる。トヨタレインジのポジションは、『プレミオ』や『アリオン』と同クラス。実用セダンの『ビスタ』、ステーションワゴンモデルの『ビスタアルデオ』の後継モデルである。実は、「アベンシス」とは旧型ビスタのヨーロッパ現地名でもある。
搭載するエンジンは直4の2リットル「D-4」直噴。トランスミッションは4速オートマチックだ。駆動方式はFFと4WDから選べる。4WDは11月発売予定。
アベンシスの特徴は、ヨーロピアンテイストの内外装や走行フィーリングを「味」として主張していることにある。ヨーロッパ車信仰の強い日本で、「ヨーロッパ水準」であることをアピールポイントにしていくということか。ヨーロッパ発のトヨタ車がどこまで日本で通用するのか、非常に楽しみである。
価格はセダンが220万〜275万円、ワゴンが237万〜290万円。月販目標台数は2000台。取り扱いはビスタ店で、店頭発表会は18日(土)、19日(日)。