追突事故を起こした男、高速道路の路外に消える

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2日夕方、栃木県宇都宮市内の東北自動車道上り線で、前方を走るクルマに追突する事故を起こして2人に重軽傷を負わせた男が、事故を起こしたクルマを路肩に放置し、そのまま路外に逃走するという事件が起きた。クルマは盗難車で、警察では車内から指紋を採取するなどして容疑者の特定を急ぐとしている。

栃木県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは2日の午後5時50分ごろだという。宇都宮市駒生町付近の東北自動車道上り線で、走行車線を走っていた44歳の男性が運転する乗用車が、後方から猛スピードで走ってきた別のクルマから追突された。

追突されたクルマには運転者を含めて3人が乗っていたが、後部座席に座っていた45歳の女性が頭を強く打ち、意識不明の重体。運転者の娘で助手席に乗っていた18歳の女性が軽いケガを負った。

追突してきたクルマは事故直後に路肩へ停止したが、運転していた男はそのまま路外に走って逃走。現場から姿を消した。事故を起こしたクルマも偽造ナンバーを付けた盗難車とみられており、所有者の特定は難しいという。被害者からの通報を受けた警察では高速道路周辺の捜索も行ったが、不審な人物は見つからなかったという。

警察では悪質なひき逃げ事件として捜査を続けていくとしている。

《石田真一》

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