二つの事故で進路ふさがる---17台多重衝突

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25日午前、茨城県常陸太田市内の常磐自動車道上り線で、前方の単独事故を回避しようとしたクルマが隣の車線へ強引に割り込むなどしたことが原因でクルマ17台が絡む多重衝突事故が発生し、6人が重軽傷を負った。警察では事故発生の詳しい経緯を調べている。

茨城県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは25日の午前8時ごろだという。常陸太田市大森町付近の常磐自動車道上り線で、ワゴン車がハンドル操作を誤り、道路左側のガードレールに接触後、中央分離帯に衝突するという単独事故を起こした。

この車両との衝突を回避しようとした追越車線を走行していた乗用車1台が急ハンドルを切って走行車線側に進入、後続の乗用車との進路が交錯し、2台はともにガードレールに接触して止まった。

二つの事故で走行、追越の両車線が塞がれる格好となり、後続の大型トラックやトレーラー、マイクロバスが次々に衝突。結果として車両17台が関係する多重衝突事故となった。

この事故で30歳の男性が足の骨を折る重傷を負い、他の5人も軽傷を負った。ケガ人は衝突に巻き込まれたクルマの中〜後部で多く、後ろになるほど減速のタイミングが遅れたものとみられている。

警察では事故の当事者から事情を聞き、事故発生のプロセスを分析するとしている。

《石田真一》

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