「運転をミスった」---友人を死亡させた少年に反省の色なし

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21日午後、福岡県中間市内の県道で、猛スピードで交差点を通過しようとしたクルマが対向車線に逸脱して他車と接触。その弾みでスピンし、街路樹2本をなぎ倒しながら大破するという事故が起きた。この事故で助手席に乗っていた17歳の少年が車外に放出され、その直後に滑ってきたクルマの下敷きになって死亡している。

福岡県警・折尾署の調べによると、事故が起きたのは21日の午後4時ごろだという。福岡県中間市中央2丁目付近の県道交差点に90〜100km/hという猛スピードで進入しようとした乗用車が緩やかな右カーブを曲がりきることができずに対向車線側へ逸脱。進行してきた66歳の男性が運転する乗用車と接触した。

この直後、衝突してきた乗用車はスピンしながら元の車線に戻り、街路樹2本をなぎ倒すように激突。周囲に部品を撒き散らしながら大破した。

この事故で大破した乗用車の助手席側に乗っていた17歳の少年が車外放出された直後、自分が乗っていたクルマに押し潰されるように下敷きとなって即死。運転していた17歳の少年と、後部座席に乗っていた15歳の少年ら2人が軽傷を負った。

警察では運転していた少年を業務上過失致死傷と道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕した。取り調べに対し、この少年は「ちょっとスピードを出しすぎて運転をミスった」などと、悪びれることなく供述しているという。

《石田真一》

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