車両番号を取り違えて無車検バスを運行

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京福バスは16日、車検切れとなったため廃車リストに加えていたバスを別の車両と誤り、今年7月上旬に車検が切れたままの状態で3日間も運行させていたことを明らかにした。本来運行するバスも8月中旬までにに車検が切れる予定だったが、配車担当が両車の車両管理番号を取り違えて記憶していたことが原因とみられている。

同社によると、車両の取り違えを起因とする無車検車の運行は今年7月上旬に発生している。同社では7月上旬で車検が切れる車両と、8月中旬で車検が切れる車両の合わせて2台を車検切れとともに廃車とする予定でいた。

ところが2台が配置されている営業所の配車担当がそれぞれの車検切れの時期を誤って記憶し、今年7月9日付けで車検期間満了となった車両を「こっちが8月までのクルマ」と思い込んだ。そして車検が切れた後の7月10、11、14日の3日間に福井〜勝山間の4往復で営業運転を行い、この間に約300人が利用していた。

事態が発覚したのは今月に入ってからで、同社では10日までに国土交通省・中部運輸局や福井県警などに無車検車運行の事実を報告した。同社では「公共の交通機関としてはあるまじき事態。今後は車両管理を徹底させたい」とコメントしている。

《石田真一》

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