マツダは、27日付けで井巻久一副社長が新社長に就任したのを受けて、同日付けでフォード・モーターのジョン・G. パーカー氏を後任の副社長に受け入れる人事を発表した。井巻新社長とパーカー氏とは、タイの合弁事業でともに仕事をした「気心の知れた仲」(井巻氏)という。
パーカー氏は1947年8月31日生まれの55歳。フォードインディア社長、フォードリューホー(台湾)社長、フォードモーターカンパニー・アセアンオペレーションズ・プレジデントなどを歴任し、豊富な海外経験を持つ。井巻氏とは、タイにあるマツダとフォードの合弁工場、オートアライアンス・タイランド(AAT)の立ち上げに取り組んだ。
パーカー氏は27日の会見には出席できなかったが、7年ぶりの日本人社長に就任した井巻氏にとって「心強く、大変にプラスになる」存在だという。井巻氏の後任社長になるのでは、という噂も早々と出ている。