万引き女、店員はねる---警察が驚く悪質な事件

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2日午後、茨城県八千代町のスーパーマーケット駐車場で、クルマで逃走しようとする万引き犯を阻止しようした30歳の男性店員がはねられ、足などに軽傷を負うという事件が起きた。警察では59歳の女を強盗致傷の現行犯で逮捕している。

茨城県警・下妻署の調べによると、事件が起きたのは2日の午後7時45分ごろだという。八千代町菅谷にあるスーパーマーケットの従業員から「万引き犯の逃走を阻止しようとした店員がクルマにはねられた。犯人は店員が確保した」との110番通報が寄せられた。

通報を受けた警察は現場へ急行し、負傷している男性店員を確認。救急車の手配を行うとともに、店員が確保した59歳の女を強盗致傷の現行犯で逮捕した。

負傷した店員の供述によると、この女は同日の午後7時40分ごろ、同店の入口近くに陳列されていたビール1ケースを持ち上げ、そのまま駐車場に置いたクルマに運んでいたところをこの店員が発見した。

女は自分のクルマに乗り込み、逃走しようとしたが、店員はクルマの前に立ちはだかってこれを阻止した。ところが女はその店員には構わずそのまま加速を続けて店員をはねたという。騒動に気づいた別の店員が駆け寄って運転席の女を取り押さえ、警察に引き渡した。

女は警察の取り調べについては黙秘を続けているが、警察では「単なる万引きでは済まされない。今までに聞いたことがない悪質なケースだ」と、強盗致傷を適用した理由を掲げている。警察では余罪を含め、この女を厳しく追及していく方針。

《石田真一》

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