校庭をRV暴走---ドライバー意識不明で大騒動に

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3日午前、北海道札幌市北区の公立中学校で、校庭の中央部に1台のRVが横転しているのを出勤してきた校長が発見した。ドライバーが呼びかけに応じず、いびきをかいていたことから、校長は「脳卒中の可能性もある」として警察と消防に連絡したが、単なる居眠りであることが発覚した。

北海道警(札幌)北署の調べによると、警察への通報が寄せられたのは3日の午前8時20分ごろだという。札幌市北区篠路町にある公立中学校の校長から「校庭の中央部分にRV車が運転席を下にする形で横転している。若い男が取り残されているが呼びかけには応じず、いびきをかいている。頭を強く打って脳卒中状態なのではないか」という110番通報が寄せられた。

警察と消防は現場に急行したが、救急隊員が運転席に取り残されていた男に呼びかけた際には応じたため、助手席側から救助して病院に収容した。

後の調べで車内にいたのは札幌市南区に住む26歳の男と判明したが、警察の事情聴取に対してこの男は「友人宅で酒を飲み、自分の家ら向かっていたが、いつの間にか校庭に入り込んでしまったらしい。出口を探して右往左往しているうち横転してしまったようだが、よく覚えていない」なとど話しているという。

男の供述を裏付けるように、校庭には何周にも及ぶタイヤ痕が残されており、急発進や急ハンドルなど、かなり無謀な運転をした痕跡も残されているという。

警察では男が飲酒運転をしていた可能性が高いとして、さらに事情を聞いていく方針。

《石田真一》

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