ルーレット族のクルマ、取締り中のパトカーに追突

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26日未明、大阪府大阪市中央区の阪神高速東大阪線で、ナンバーを隠した状態で暴走を行っていたルーレット族のクルマを止めて職務質問を行っていた大阪府警・高速隊のパトカーに、同様に暴走行為をしていた別のクルマが突っ込んだ。

大阪府警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは26日の午前1時05分ごろだったという。ルーレット族警戒のためにパトロールを行っていた高速隊のパトカーが、大阪市中央区船場中央付近の阪神高速東大阪線でナンバーを隠した状態で走行している2台のクルマを発見。待避所への停止を求めてその場で職務質問を行おうとした。

ところが路肩にクルマを止めようとしたそのとき、後方から走ってきたルーレット族の別のクルマが追突。逃走しようとしてさらに別のクルマと接触した。結果として合計5台が関係する多重衝突事故となり、2人が負傷した。

警察ではナンバーを隠蔽していた2人の男を道路運送車両法違反(ナンバー表示義務違反)の現行犯で逮捕するとともに、追突事故を起こして現場から逃走しようとした男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)などの容疑で取り調べている。

阪神高速では深夜になるとルーレット族のクルマが多数出没し、料金所の突破や出口からの逆進入を試みるなど無謀な行動をするものが多く、警察でも警戒を強めている。今月9日にもナンバープレートを外した状態で料金所突破を試みたドライバー2人が逮捕されている。

《石田真一》

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