アメリカではディーラー保証付きの中古車市場が盛況だ。多くのディーラーは新車よりも長い保証をユーズドカーにつけ、クオリティへの信頼と価格からこの市場は今後も増大が見込まれている。
こうした傾向の中、アメリカのメジャーオートショーのひとつであるシカゴオートショーが、来年2月のショーでディーラー保証付き中古車を新車と共に展示する方針を明らかにした。
6月16日付けのオートモティブ・ニュースによると、今年の1月から5月の間に販売されたディーラー保証付きの中古車は62万8281台で、これまでの新記録。昨年同期と比較しても28%という伸び率だ。
ディ−ラ−保証付き中古車の市場をリードしているのはGMで、同時期の販売台数は20万4225台、続いてトヨタ/レクサスの11万7191台、フォードが9万4940台、ホンダ/アキュラが8万5825台。
ディーラー保証付きの中古車は、一般のユーズドカーショップで販売されているものより価格は高めだが、この人気ぶりから各メーカーも力を入れている。シカゴオートショーでは「新車を見に来る人のため、中古車はブースの後側に展示」というルールを設けているそうだが、オートショーも無視できない中古車人気に各メーカーは苦笑いのようだ。