言葉が通じなくてタイヤを現地調達しました!?

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高知県警は16日、駐車中のクルマからタイヤ1本を盗んだとして、愛媛県松山市内の公立中学校で英語を教えている英語指導助手(ALT)4人を窃盗容疑で15日までに逮捕したことを明らかにした。単独事故を起こしてタイヤを2本パンクさせたため、スペアタイヤでまかないきれない1本を現地調達しようとしたらしい。

高知県警・伊野署の調べによると、事件が起きたのは15日の午前8時ごろだという。伊野町枝川にある自動車修理工場の経営者から「外国人数人が駐車場に侵入し、駐車中のクルマからタイヤ1本を盗んで逃げた」と警察に通報した。伊野署では周辺の警察署にも連絡を取り、外国人が乗ったクルマを追うように手配した。

事件発生から約30分後の午前8時30分すぎ、高岡郡越知町内の国道33号線で外国人4人の乗った乗用車を佐川署員が発見。パトカーで追跡してこのクルマを停止させ、職務質問を行ったところ、4人全員がタイヤを盗んだ容疑を認めたために窃盗容疑で逮捕している。

逮捕された4人は松山市内の中学校で英語の授業を担当する「ALT」と呼ばれる英語指導助手。取り調べによると、4人は前日の夜から高知市内までドライブに訪れていたが、15日の早朝、伊野町内の国道33号線走行中に単独事故を起こしてタイヤ2本をパンクさせた。1本はクルマに搭載してあったスペアタイヤでまかなったが、もう1本を現地調達してしまったらしい。

逮捕されたうちの1人は「早朝だし、事故で気が動転していたし、悪いと思ったが他に対処の方法が無かった」と供述。反省しているという。

《石田真一》

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