中古車登録は3カ月連続マイナス……5月

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日本自動車販売協会連合会が11日発表した、5月の中古車登録台数は、前の年の同じ月にくらべ1.2%減の44万1402台となり、3カ月連続で減少した。普通乗用車と普通貨物車は5月として過去最高だったが、小型乗用車と小型貨物車は、逆に過去最低となった。

普通乗用車の登録は、前年同月にくらべ3.1%増の15万7487台となり1978年の統計開始以来の過去最高を記録した。普通乗用車は、ミニバン系車種を中心に販売が上向いている。一方、小型車は、前年同月にくらべ4.7%減の21万6460台と4カ月連続で減少した。小型車は新車に需要が流れる傾向が続いている。

普通貨物車は、前年同月にくらべ、10.1%増の2万917台と、3カ月ぶりの増加に転じた。特に東京、神奈川といった首都圏で2ケタの増加となっていることから「東京都が10月から実施する、ディーゼル車規制への対応で、割安な中古車にDPF(ディーゼル微粒子除去フィルター)を装着する例が増えているのではないか」と自販連では見ている。小型貨物は、同3.8%減の3万1650台となり、22カ月連続で前年水準を下回った。

《編集部》

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