24時間契約がなんと半年間---レンタカー乗り逃げした男女を逮捕

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岩手県警は3日、24時間レンタルの契約で借りたレンタカーを半年間返却せずに乗り続けていたとして、34歳の女と30歳の男を横領容疑で逮捕したことを明らかにした。警察の取り調べに対し、2人は容疑を大筋で認めている。

岩手県警・盛岡東署の調べによると、問題のクルマは同署・地域課の警察官が偶然発見したという。3日の午後5時ごろ、盛岡市内の市道に品川ナンバーを付けた不審な軽自動車が止まっていることをパトロール中の警察官が発見した。

警官がこのクルマに乗っていた男女2人に職務質問しようとしたところ、運転席に座っていた女がクルマを発進させて逃亡する素振りを見せたため、別の警官がパトカーで進路を塞ぎ、逃走を防止したという。

ナンバー照会でこのクルマが今年1月1日に東京都中央区内のレンタカー会社から貸し出されたまま、借受人ごと所在不明になったとして被害届けが出ていたクルマとわかったため、乗っていた2人を横領容疑で逮捕した。

警察の取り調べに対し、2人はクルマを長期間使っていたことについては認めているが、動機や走行してきた経路については黙秘しているという。

レンタカーを長期に渡って返却せず、無断で乗り回すというトラブルは全国で多発している。先月にはこうしたクルマを強引に回収したレンタカー会社の嘱託社員が、後を追ってきた借受人に殺害されるという事件も山梨県で発生していた。

《石田真一》

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