【新聞ウォッチ】「りそな」の再建にもトヨタ手法の “カイゼン”が……

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【新聞ウォッチ】「りそな」の再建にもトヨタ手法の “カイゼン”が……
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年6月3日付 

●「ホンダ」スクーター中国で意匠権、司法は国際化、制度に課題(読売・8面)

●たまにしかのらないならレンタカー、格安プラン豊富に、「禁煙車」女性に人気(読売・12面)

●運転代行に新保険、損保ジャパン・業界団体創設へ、年間保険料4割減(朝日・10面)

●5月新車販売、前年比2.3%増、2カ月ぶりプラス(朝日・10面)

●トヨタ、米のエンジン工場、05年稼働(朝日・10面)

●車いす乗車、衝突に無防備、埼玉・仙台・岐阜で死亡事故相次ぐ、現状は「貨物と同じ扱い」(朝日・38面)

●トラック販売は25カ月ぶり前年比微増(毎日・8面)

●「惨憺たる経済」奥田・日本経団連会長、構造改革骨抜きに注文(東京・6面)

●りそな、新首脳方針「傘下銀行再編見直す」中小企業再生に外資も(東京・6面)

●「水素社会」へ発進、燃料電池車、「ステーション」首都圏に続々(東京・22面)

●海外の資金調達・運用、スウェーデンで一括管理、豊田自動織機が新会社(日経・12面)

●トラック大手、販売2-3割増目指す、今年度排ガス規制特需狙う(日経・13面)

ひとくちコメント

公的資金の再投入を申請した「りそなホールディングス(HD)」の会長に内定した細谷英二・JR東日本副社長と、川田憲治社長、りそな銀行の野村正朗頭取の新経営陣が2日、大阪市内で揃って記者会見を行なった。きょうの各紙が経済面で報じているが、今後の戦略については「白紙の状態から再検討する」との考え方を明らかにしたという。

そこで気になるのが新経営首脳をサポートする社外取締役の顔ぶれ。元大阪高検の荒川洋二検事長をはじめ、トヨタ自動車の井上輝一監査役、大阪商工会議所副会頭でサントリー産業の小池俊二社長、元日本長期信用銀行執行役員の箭内昇氏、クレディセゾン社長の林野宏氏、経済同友会専務理事手で花王出身の渡辺正太郎氏と6人が内定しているが、いずれも大企業などで活躍してきた実務派がズラリ。

中でも、民営化に取り組む郵政公社同様に、ここでもトヨタから有能な人材を登用しており、銀行再建にもトヨタ経営手法の”カイゼン”が投入されることになりそうだ。

《福田俊之》

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