5軒でハシゴ酒---足切断の大けがを負わせた男に危険運転容疑適用

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北海道警は29日、泥酔状態でクルマを運転して事故を起こし、被害者に左足切断の重傷を負わせて業務上過失致傷と道路交通法違反(酒酔い運転)で逮捕されていた59歳の男の容疑を危険運転致傷に切り替えたことを明らかにした。被害者のケガが重篤であること、事故を起こす前に5軒の飲食店をハシゴしていたなど、形態が悪質だったことを理由にしている。

北海道警・函館中央署の調べによると、問題の事故は今月22日の午前1時ごろに発生している。函館市中道2丁目付近の道道で、道路沿いの自動車ディーラーに新車を運搬するために止まっていた車両運搬車の後部に、この運搬車の存在に気づかないまま直進してきた乗用車が激突した。

この事故で、運搬車の後部で搭載されていたクルマを下ろす作業をしていた60歳の男性が運搬車と乗用車の間に挟まれる形となり、左足を切断、右足を骨折するという重傷を負った。

警察ではクルマを運転していた59歳の男を業務上過失致傷の現行犯で逮捕したが、男は立って歩けないほどの泥酔状態。警察官の質問に対しても名前すら答えられないような状態だった。

後の調べでこの男が事故を起こす直前までの数時間、なんと5軒の飲食店でハシゴ酒をしていたことが判明した。飲んだアルコール類もビール、ウイスキー、焼酎など多岐に及んでおり、「かなり酔っているが、大丈夫だ」と運転を強行したという。

警察では被害者が足を切断するほどの大けがをしていることや、過去に例が無いほどの飲酒量などを考慮した結果、業務上過失致傷ではなく、危険運転致傷容疑を適用することが適当であると判断。29日に逮捕容疑を変更した。
《石田真一》

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