27日未明、宮崎県三股町内の県道で定員を大幅に超える8人が乗った軽ワゴン車がカーブを曲がりきれず、道路左側の電柱に激突し、大破するという事故が起きた。この事故で助手席に乗っていたとみられる17歳の少年が死亡、他の7人も重軽傷を負った。
宮崎県警・都城署の調べによると、事故が起きたのは27日の午前2時10分ごろだという。三股町蓼池の県道を走行していた軽ワゴン車が緩やかな左カーブを曲がりきれずに直進。そのまま道路左側の電柱に激突して大破した。この事故で助手席に座っていたとみられる17歳の少年が頭などを強く打って死亡。運転していた18歳の少年を含む7人が重軽傷を負った。
事故を起こしたのクルマの定員は4人だが、事故当時はそれを大幅に上回る8人が乗車していた。警察では運転していた少年から事故当時の状況について事情を聞いているが、少年は「ブレーキも効かなくなり、ハンドル操作もできなくなった」などと供述しているという。
このため、過剰な定員外乗車でブレーキやハンドルに異常が発生した可能性もあるとして、車両の検分を進めていく方針で、運転していた少年を業務上過失致死容疑で今後も取り調べていくとしている。