携帯電話の延長上にあると考えた方が適切な『i-audio』だが、地図情報などのコンテンツ取得についてもそれを習っている。
地図や周辺施設情報、おでかけスポット情報などは「E-iSERV」と呼ばれる専用のコンテンツサーバーに接続して得るようになっている。ダウンロードのスピードは接続する携帯電話のデータ通信能力に左右されるが、現状でNTTドコモのFOMAには対応していないため、最速はauの3G(2000 1X対応機)を使ったパケット通信となる。
地図データは「マイドライブネット・ドットコム」から提供されるデータを使っており、i-audioに対しては300X300ドットのGIF画像で送られてくる。3.3型モニター画面は160X176ドットの表示が可能なため、多少のスクロールであれば1回の情報取得でこなせる。
ただし、地図の縮尺を変えるなどする場合は再取得が必要となり、この点にやや不便さを感じる。これは数値データを使って本体内で地図を構成するのではなく、そうした演算の必要が無い画像データを使っているからだ。
おでかけ情報などのレジャー情報は、JR各社が持っている行楽情報に天気情報を付与するなどの加工を施して使っているという。