【三菱『グランディス』発表】営業部門とデザイン部門が初めてタッグ

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三菱自動車の社内は昨秋の『コルト』発売を前に大きく変わったと言われている。組織そのものというよりは、組織の中で働く人たちの意識が変わったと言った方が適切かもしれない。今回の『グランディス』は意識を一変させた三菱自動車が送り出す第二弾のクルマとなるが、コルト以上に変わった点はあるのだろうか。

この質問に対し、乗用車デザイン本部の後藤まゆみさんは「営業部門の人たちと一緒に全国行脚をした、各地で営業スタッフの方を相手にクルマのデザインについての説明会を開いたことですね。今までにはない新しい取り組みでした」と答えている。そう、これがグランディスから採用した新しい流れなのだ。

ニューモデルの発売前には本社の営業部門がクルマの概要や装備、セールスポイントなどを説明する勉強会を開催している。参加するのは各地の販社に勤務する社員(セールススタッフ)だ。クルマの特徴を把握し、それをセールストークに活用する目的で行うが、今回から初めてデザイン部門のスタッフも同行。デザインの特徴についてセールススタッフを前に説明を行ったというのだ。

「グランディスは従来の三菱車とは違い、デザインもかなり先鋭的です。こうしたデザインを採用した経緯や、私たちデザイン部門のスタッフがこのクルマに込めたかった思い、開発の際に苦労した点を直接伝えました」と後藤さん。

これはセールススタッフにも好評だった。これまでは顔の見えなかった開発部門のスタッフと直に向き合って話をすることで、これまで以上に熱い思いを伝えられたという。もちろんメリットはそれだけに留まらない。

「私たちもお客様と直に接しているスタッフから生の声を聞くことができました。意外な要望もありましたし、これまではいくつもの部門を通して正確に伝わってこなかったリクエストもダイレクトに受けることができました。これは次のモデルを開発するときの参考になります」

開発と、営業の最前線を結ぶという試みは今後も続けられていく予定だ。

《石田真一》

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