レポートの代償として金品要求---専門学校に警告

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宮城県仙台市にある自動車整備学校の教師が学生に無理な課題を命じ、リポートを提出できなかった場合には金品を徴収していた問題について、国土交通省・東北運輸局は13日、学校関係者に対して運営方法の改善を求める局長名の警告書を12日までに渡していたことを明らかにした。

これは同校で燃料油脂を担当する教師が自分の講義を欠席した学生に対し、「A4で860枚分のレポートを提出しろ」などと無茶な要求を行い、できなかった学生から代償として金品を巻き上げていたというもの。

レポートの枚数を減らしてもらう場合にはビール券やタバコなどを献上する必要があり、実際に学生10人程度が金品を巻き上げられていたという。今年1月に学校側に学生の保護者からクレームが入り、警察も恐喝の疑いがあるとして介入。最終的にはこの教師が懲戒免職になるというトラブルに発展していた。

学校を所管する東北運輸局でも、異常な事態と認識して立ち入り調査を実施。その結果、「整備士の資格を得るために必要な授業が別の授業に差し替えられている」、「出席簿のフォーマットが統一されておらず、学生の出席状況が不明」という新たな問題が浮上。「整備士資格取得に必要な授業を何時間実施し、生徒がどの程度履修したのかも把握できない」という深刻な問題も明らかになった。

このため運輸局では学校側に対して、「教員に対する指導・教育を定期的に行う」、「学生の教育時間を正確に把握するよう管理体制を確立する」、「補習授業を正しく行う」などの改善を求める警告書を交付。当分の間、この3項目が守られているか報告書を提出することも義務付けたという。

学校側は運輸局に対して「警告書が交付されるという事態を深刻に受け止めており、早期に改善を図りたい」と回答している。
《石田真一》

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