【新聞ウォッチ】空飛ぶ日産社員---中国まで“飛行機”通勤

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年5月7日付

●リップルウッド、「旭テック」を買収、自動車産業に攻勢(朝日・13面)

●opinion news project「F1四話」もう、たばこに頼れない(朝日・14面)

●外資の流儀、誇りを持って「昔の三菱では考えられない」(毎日・9面)

●車148台を不正登録、外国人4人を逮捕、不法滞在者に販売か、東京・葛飾署(毎日・25面)

●白装束集団、一転「福井へ戻る」県に表明、山梨入りの後(毎日・29面)

●中国まで飛行機通勤、週末帰国用、日産社員向けに全日空と上海航空(産経・11面)

●社説・ゴーン流改革、学ぶべきはスピード(東京・4面)

●トヨタ、エスティマを一部改良、富士重工はインプレッサの特別車(東京・8面)

●駐在員、中国帰任遅れる。トヨタなどSARS警戒(日経・1面)

●日産、マーチなど11車種、特別仕様車を発売(日経・13面)

ひとくちコメント

中国・湖北省襄樊で合弁生産を予定している日産自動車が、日本からの出向社員を“飛行機”通勤させるという。きょうの産経などが取り上げている。全日空は上海航空と中国国内線の乗り継ぎサービスで提携し、中国内陸部に進出する日本企業社員の週末帰国のビジネスサポートサービスを9日から始めるが、そのサービスに日産が“便乗”するもの。

日産社員は、金曜日の午前に襄樊を出発すると、夕方には日本に到着。土・日曜を日本で過ごし、月曜日の朝に再び日本を出れば、夕方前には襄樊に戻れるという。全日空は成田−上海、関西国際空港−上海をそれぞれ一日2便運航、上海航空は上海と襄樊を往復する小型旅客機を月曜と金曜日に運航する予定だという。

日本でも田舎暮らしに憧れるサラリーマンが新幹線などを利用し、週末は家族が住む遠距離の自宅で過ごすことはよくあるが、隣国とはいえ中国まで飛行機通勤するケースは珍しい。

《福田俊之》

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