無免許運転の発覚恐れて父親に出頭依頼---身代わり要求の息子を逮捕

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大阪府警は21日、重傷ひき逃げ事故を起こした息子をかばうため、「自分がやった」と名乗り出た55歳の男を犯人隠避容疑で逮捕するとともに、事故を起こした27歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(無免許運転、ひき逃げ)容疑で逮捕したことを明らかにした。また、警察が行った事情聴取の際、この男のアリバイを偽証した同僚の男2人も犯人隠避容疑で逮捕されている。

大阪府警・交通捜査課の調べによると、問題の事故は今月3日の午後6時ごろ、東大阪市昭和町の市道交差点で乗用車と19歳の少年が運転する原付バイクが出会い頭に衝突。少年は転倒した弾みに頭を強打する重傷を負ったが、相手のクルマはそのまま現場から逃走した。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を始めたが、事故から2時間後になって55歳の男が「自分が事故を起こした」と警察に出頭。容疑を認めたため、4日にひき逃げ容疑で逮捕して、この男を容疑者として調べていた。

ところが事故当時の状況などを説明を求めたところ、事故が発生した経緯や状況などに曖昧な点が目立つこと。事故を目撃した人物が「クルマを運転していたのは若い男のようだった」と証言していることから、警察ではクルマの所有者であるこの男の長男からも並行して事情を聞いていた。ところがこの男は「当日は仕事で神戸にいた」と説明。この男の同僚も神戸にいることを認めた。

しかし、警察が継続して捜査を行ったところ、男は「無免許運転の長男をかばうためだった」と供述。男の同僚の証言も虚偽のものと判明した。このため、警察ではクルマを運転していた27歳の男を業務上過失傷害と道交法違反(無免許運転、ひき逃げ)容疑で改めて逮捕。最初に出頭した男(父親)と同僚2人の合わせて3人を犯人隠避容疑で逮捕した。

警察の取り調べに対して、運転していた男は「無免許運転の発覚を恐れ、身代わりになってもらった」などと供述しているという。
《石田真一》

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