マツダが26日発表した、2月の実績は、国内生産・国内販売・輸出・海外生産の全指標が前の年の同じ月を上回った。輸出が2カ月ぶりに増加に転じたことによるもので、主に欧州向け輸出が好調だった。
2月の輸出は、前の年の同じ月にくらべ20.5%増の5万6028台となった。地域別の実績は、欧州向けが『アテンザ』の上乗せなどにより、同18.2%増の2万2894台となった。北米向けは、米国での販売競争激化などにより、同14.2%減の2万2124台だった。
国内販売は、前年同月にくらべ12.6%増の2万5463台で7カ月連続のプラス。国内は『デミオ』の販売が9025台と好調だった。また、スズキからOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けている『スピアーノ』(スズキ名『アルトラパン』)の販売が前年同月比約1.7倍と好調だった。
国内生産は、国内販売・輸出ともに増加したことから、前年同月にくらべ5.4%増の6万8760台と、8カ月連続で増加した。海外生産は、アテンザの米国・中国での生産開始により、同78.4%増の2万187台と6カ月連続で増加した。