「どうして電車が!?」---立ち入り禁止看板を見落とし衝突

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18日午後、兵庫県明石市内のJRの車両基地内で、軽自動車と通過中の快速電車が接触。軽自動車に乗っていた3人が重軽傷を負うという事故が起きた。警察では軽自動車の運転手が道に迷ってJRの敷地内に誤進入したものとみて調べを進めている。

兵庫県警・明石署、JR西日本の調べによると、事故が起きたのは18日の午後3時ごろだという。明石市の網干総合車両所・明石支所(JR西日本所有の車両基地)にある業務用の踏切で、踏切内を進行していた軽自動車と通過中の上り快速電車(8両編成)が接触。軽自動車が弾き飛ばされ、乗っていた3人の男性が頭を切るなど重軽傷を負った。快速電車には当時300人あまりの乗客がいたが、こちらに負傷者は無かった。

事故が起きた踏切はJR職員専用のもので、一般車の立ち入りが基本的にできない車両基地の敷地内にある。このため一般道にあるような遮断機はなく、警報機も簡易なものだった。そうした理由もあり、軽自動車に乗っていた3人は事故の直前まで通過しようとする電車に気づかなかったらしい。

警察の取り調べに対し、クルマを運転していた男性は「道に迷った」などと供述していることから、警察では国道2号線から続く職員専用通路を一般道と誤認して進入したクルマが、方向転換できる場所を探すうちに事故に巻き込まれたものとみている。

なお、事故の影響でJR神戸線は上下62本の電車が運休し、3万4000人の足に影響が出た。

《石田真一》

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