なかなか日本車を追い越せないデトロイト……『コンシューマーレポート』

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なかなか日本車を追い越せないデトロイト……『コンシューマーレポート』
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『コンシューマーレポート』の自動車信頼度の年次調査結果が発表されたが、全体ではデトロイトのメーカーの信頼度が増している。アメリカの自動車の信頼度は、調査が始まって以来始めてヨーロッパのメーカーに肩を並べる程となった。しかし調査8部門で日本のメーカーがトップになる、など、日本車の信頼度もますます増しており、追い付き追いこすことはなかなか難しいようだ。

また今回の結果で目を引いたのは、韓国メーカーの躍進。全体で見ると、ホンダ、トヨタの次にヒュンダイが位置しており、100台あたりの問題件数は18で、2001年調査の21からも減少。信頼度の面では世界のトップメーカーの仲間入りだ。

アメリカ、ヨーロッパのメーカーの平均では100台あたりの問題件数は21で、アジアのメーカーの12を大きく上回る。最少はトヨタの100台あたり10件。アメリカのメーカーでは、問題件数が最少だったのはクライスラーの20件、続いてGMの21、フォードの23。今回の調査は、1995-2002年モデルのおよそ50万台を対象に行われた。

また信頼度とは別に、コンシューマーレポート50周年を記念して過去にもっとも影響力があった、と思われる車10台を選びだしているが、こちらはBMW『2002』(1969年アメリカ導入、以下同じ)、シボレー『コルベット』(1953)、クライスラー・ミニバン(1984)、フォード『トーラス』(1986)、フォード『Fシリーズ』ピックアップ(1973)、フォード『マスタング』(1965)、ジープ『チェロキー』(1984)、トヨタ『RAV4』(1996)、VW『ビートル』(1959)、『ラビットGTI』(=『ゴルフ』、1976)が選ばれている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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