開幕戦を惜しくもノーポイントで終えたB・A・Rホンダ。予選で好成績を残しながらポイントを獲得できなかった大きな要因となったのが、同ラップでの両ドライバー同時ピットイン。ビルヌーブに続く10位でレースを終えたジェンソン・バトンは、チームメイトのミスによってレースを台無しにされたと怒り心頭だ。
「ジャックが僕のラップにピットインしてくれたおかげで、僕のレースはめちゃくちゃだよ。大幅に時間をロスしてしまった。まるで2度のピットストップを経験したぐらいだった。本当に困ったよ。燃料切れだったから、あと1周走っている余裕はなかったんだ。ジャックは謝ってくれたけど、僕の心には響かなかった」とバトン。
チーム代表のデビッド・リチャーズは無線にトラブルがあったと説明しているが、バトンのインタビューを掲載した英『サン』紙は、かつてウィリアムズ時代にビルヌーブがハインツハラルド・フレンツェン相手に同様の事を行っているとの関係者証言を紹介。バトンに神経戦を挑んでいるとの見解を示しているが……。