【クイック破産】ネット販売の“寵児”が残した足跡

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クイックの佐藤社長は、広告業界から転身した後、車検代行ビジネスを始めた。その後、ITブームの波に乗って新古車の販売をはじめ、輸入車ディーラーと相次ぎ業務提携するなどして新車の販売に手を広げ“ネットディーラー”を自認した。

佐藤社長は、「自動車流通業界の体質は古い」と明言し、テリトリー制や不透明な価格慣行などをネット販売で破ることを目指した。時勢に乗り、ベンチャーやIT関係のシンポジウムに引っ張りだこだった。その面影は、今はない。

また、大手商社の丸紅も2000年に出資していたが、実は翌年暮れに出資を引き上げていた。

《編集部》

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