作業員をひきずってゴミ収集車が暴走、1名死亡

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20日午前、横浜市保土ケ谷区内の路上でゴミの回収を行っていた横浜市環境事業局のゴミ収集車が突然動き出し、これを止めようととした55歳の作業員とともにガードレールを突き破って落下するという事故を起こした。この事故で作業員の男性が全身打撲で死亡している。

神奈川県警・保土ヶ谷署の調べによると、事故が起きたのは20日の午前8時40分ごろだという。横浜市保土ケ谷区今井町の市道上でゴミの回収作業を行っていた市の環境事業局のゴミ収集車が突然ゆっくりと動き出した。運転を担当していた作業員も含め、2名は車体後部でゴミの投げ入れを行っていたが、収集車が動き出したことに気づいた55歳の作業員が慌ててこれを追いかけ、車体側面にしがみつきながら運転席を目指そうとした。

ところが収集車は作業員を引きずったままの状態で約30m暴走し、ガードレールを突き破り、3m下の用水路に落下して止まった。作業員の男性は収集車が停止した際に振り落とされ、頭から落下。病院に収容されたが全身打撲などが原因で死亡した。

警察ではこの収集車がなぜ動き出しのかなど、車両の検証を進めて事故原因を調べていくとしている。

《石田真一》

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