神奈川県警は17日、悪質な交通違反が原因で事故を起こした場合に適用される「危険運転致死傷罪」の適用者数が昨年1年間で30件に達し、都道府県別で全国ワースト1を記録していたことを明らかにした。
これは2001年12月25日の適用以後、2002年末までの約1年間に危険運転罪が適用された件数をまとめたもの。神奈川県は全国47都道府県中、適用件数が最も高く、ワースト1位を記録してしまった。2位は茨城県の26件、3位は福岡県の19件。全国規模でみても適用数は322件で、およそ1割が神奈川で発生していることになる。
内訳は「信号無視」が最多となる14件。続いて酒酔いや酒気帯び要因が12件、速度超過など4件だという。
神奈川県警では「結果を深刻に受け止め、これからの取り締まりの参考にしていきたい」とコメントしている。